ライオンズの皆様へ
初めて孫の顔を見ることができたおじいちゃんの喜びがどれほど大きいか、想像してみてください。かつては一家の大黒柱だったのに、予防可能な病気のために視力を失い、もはや家族を養えなくなった父親の心の痛みがどれほど耐え難いか、想像してみてください。だからこそ、視力ファーストは恵まれないコミュニティに目のケアを提供し、予防可能な失明との戦いに力を尽くしているのです。
視力ファーストの主要パートナーのひとつに、世界保健機関 (WHO) があります。WHOとのパートナーシップを通じて、ライオンズクラブ国際財団 (LCIF) は視力ファーストイニシアチブと、3つの他の重要分野において技術的支援を受けています。この3分野とは、グローバル小児失明イニシアチブ、糖尿病眼科疾病イニシアチブ、そして中国での視力保護イニシアチブです。
このパートナーシップがもたらした結果は、大変顕著なものです。LCIFは30カ国に45箇所の子どもへの治療に対応した視力保護センターを設置し、各国の医療において、糖尿病や糖尿病性網膜症の治療の改善に役立つツールを開発し、そして中国で公衆衛生医療上の脅威であったトラコーマを撲滅しました。WHOとの協力によって視力ファーストと LCIFの各種イニシアチブが得られる多くのことがあるからこそ、私はこのたび WHOとLCIFの提携が更新されたことを、喜びをもって皆さんにご報告いたします。
LCIF がWHOとのパートナーシップで得た素晴らしい成果を思うと、この関係が延長されたことは本当に喜ばしいことです。私たちライオンズと同じくらいに、この分野での進歩を目にしたいと考えている組織と一緒に活動できることを誇りに思い、これから私たちがともに実現する、将来の成果を楽しみにしております。
ライオンズクラブ国際財団
理事長 山田 實紘
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